2016年12月『フィリピンの施設や小学校を訪問する活動』への支援

NPO法人I・M・Cが行う『ヒーローと一緒に、できることからはじめよう!~君にもできる国際協力入門』。

以前、2014年・2015年にカンボジアやタイへ行く活動費用を、戸沢財団が支援しました。
(※詳しくは、『「カンボジアの児童養護施設訪問」への支援』をご覧ください)

事前活動にて、日本国内の子供たちへ国際協力のお話しと共に文房具の寄付をお願いし、
海外で待つ子供たちへ、ヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”が届けに行くという活動。
カンボジアでの活動が大好評で、“フィリピンでもやって欲しい!”と、活動の範囲を広げることに。

厳しい生活を強いられながらも懸命に生きる子供たちに、笑顔になって欲しいとの願いを込め、
戸沢財団は、2016年12月のフィリピンへの遠征費用を支援いたしました。

~事前活動: 集まった文房具~
①12月3日 北海道国際協力フェスタ2016: 500本以上のえんぴつ
②12月4日 第9回つくばママサークルフェスタ: 50本ほどのえんぴつ
③12月6日 守谷市立郷州小学校: 約400本のえんぴつと、フィリピンの子供たちへのお手紙
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『国際協力』という言葉を聞くと、とてつもなく大きなことのように感じてしまい、
大人の私たちでもなかなか第一歩を踏み出すのは難しいことのように思います。

けれど、この活動を見ていると、決して難しいことではないと感じることができます。
一人ひとりができることから始めることがとても大切なこと。
関心を持つこと、知ること、考えること、周囲に伝えること。

この小さな一歩が積み重なり、世界をも変えることになるのだと痛感しました。

また、自ら手を挙げて行動することが苦手な日本の子どもたちにとっては、
憧れの存在である ヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”が活動をしている姿を見て、
『一緒にやりたい!僕もヒーローに!私もヒロインに!』と、
自分の意志で行動をするきっかけができることも、とても大切なことだと思います。

~本活動(フィリピン遠征)~
①12月10日 HERO’s HOUSE1: 約50本のえんぴつを届けました。
②12月11日 HERO’s HOUSE2: 『第2回北海道ヒーローサミット』とSkype中継で交流。
約50本のえんぴつを届けました。
③12月12日 タランバン小学校:  800本以上のえんぴつとお手紙を届けました。
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日本と同様、学校で使用する文房具は各家庭で用意しなければならないため、
それができず、学校に通うことを諦める子もいるのが現状です。
文房具を届けることで、安心して学校に通える子供が少しでも増えてくれればと願うばかりです。

厳しい現実を知った上で学校に通っているからなのか・・・。
勉強ができることは当たり前ではないと、小さいながらに理解をしているのか・・・。
熱い想いの元、支援や教育を受けている子どもたちの姿は、自信とやる気に満ちていて、
フィリピンの未来を変えていってくれるパワーを感じます。

一方で、ヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”のアクロバットや、交流の際のハイタッチで、
満面の笑みを見せてくれる子供らしい姿。
まるで、厳しい現実の中生きているなんて嘘なのではないかと思わせるほど、
子どもたちはみんな、明るく前向きに生きていることがとても印象的です。

そんな一生懸命な子どもたちが、大好きな勉強を思う存分できる環境が整いますように・・・。

決して簡単なことではなく、まだまだ遠い道のりかもしれませんが、
『ほんの少しずつ、一人ひとりの一歩が、未来への大きな変化に必ず繋がる!』
そう信じています。

戸沢財団も遠征費用の支援という形で、“ヒーロー”の一員になれたように思います。

今後もヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”の活動で、
たくさんの小さなヒーロー・ヒロインが生まれ、明るい未来へと変えていってくれると信じています。