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八ヶ岳自然教室2017(6月with児童養護施設カルテット)

2017年6月も、八ヶ岳自然教室を開催しました。
2016年からはじめてから今回で6回目、今年度では2回目の開講となります。

~八ヶ岳自然教室とは?~
八ヶ岳の美しい山麓を駆け巡ると、自然との戯れ方がごくごく自然に身につきます。この感覚を今の子どもたちにぜひ伝えたい!「自然っていいな」「木っていいよね」「鳥ってかわいいね」「山登り好き!」こんなことを子どもたちに体験してもらえればとはじめたのが、戸沢財団の【八ヶ岳自然教室】です。2016年5月より開講。
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今回は、財団が支援している児童養護施設「カルテット」の子どもたち8名を招待しました。あいにく2日目が雨の予報で、開催前から最後まで天気予報とにらめっことなった回でした。それでも子どもたちは、指導員の方々がつくってくれた素敵な「八ヶ岳自然教室のしおり」を持って、元気に参加してくれました。

日程: 2017年6月25~26日
行事: ①自然の生き物に触れてみよう(カエル、カナヘビ、野草)、②八美里ファーム(周辺の自然に触れてみよう、焚き火、カレー作り、移動プラネタリウム、星座カードで遊ぼう)③飯盛山ハイキング
参加:養護施設「カルテット」の子どもたち(8名)
協力:星つむぎの村、S様
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~1日目~
①自然の生き物に触れてみよう
この回の子どもたちは本当に生き物好きで、大はしゃぎでした(手の中にいるのはカエル)
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アカツメクサを摘んだり、Yの字の形をした枝でパチンコをつくったり。「遺跡を見つけたよー」と教えてくれたのは、ヒシの実。動くもの、拾うもの、みんな楽しくなるのが里山遊びの醍醐味。梅雨の晴れ間を堪能しました。
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②「八美里ファーム」到着
夕飯の前に自分たちの寝床をつくり(子ども達にとってはこれがまた一イベント)、夕飯までの30分、星つむぎの村の跡部浩一さんによる「周辺の自然に触れてみよう」を楽しみました。
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夕ご飯は「彩り夏野菜カレー」。野菜はバーベキューで焼き上げました。子どもたちはキャンプファイヤーを囲みながら、大人は別テーブルでわいわいと。8合炊いたご飯は完食!おいしく楽しい夕ご飯でした。
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星空鑑賞も八ヶ岳自然教室の楽しみのひとつ。この日は残念ながら、雲が厚く、リアルの空による観望会は中止でしたが、星つむぎの村の高橋真理子さんによる室内での移動プラネタリウムを楽しみ、星座カードで創作(デコレーションしてパウチっこ)もしました。

~2日目~
9:30から15:00まで雨が止む予報にしたがって、飯盛山へ向かいました。
星つむぎの村の跡部浩一さんの楽しいお話を聞きながら、登山スタート!
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「雲の中を歩いてる!」とはしゃぐ子どもたち。
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頂上は曇っていましたが、皆で登った飯盛山はとてもいい想い出になりました。

ランチは頂上から少し降りたところにある広場で、ハンバーガー作りです!
山の上でお肉を焼いて、パン・レタス・きゅうり・トマトをそれぞれ並べて、、
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仕上げのケチャップとマスタード忘れずに。みんな自分で作ります。
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ある程度おなかも満たされたところで、少しだけ日が差してきた途端、子ども達はもう一度ピークハントに向かいました。

八ヶ岳自然教室には初めての参加だったカルテットのこども達、終始げんきいっぱいでした。
普段できないことを自然の中で色々と経験して、楽しい想い出をたくさん持って帰ってくれたのなら、私たち大人も幸せです。また元気な笑顔で会おうね

プラネタリウム・ミュージカル「あなたへの贈り物」@希望の家

戸沢財団主催にて開催している『プラネタリウム・ミュージカル』。
2017年6月、児童養護施設『希望の家』の子供たちに届けに行きました。

心魂プロジェクトと星つむぎの村のご協力により、2016年も2回、児童養護施設で開催しました。
※以前の開催については、下記よりご覧ください。
2016年9月開催: http://www.tozawazaidan.com/?p=748
2016年11月開催: http://www.tozawazaidan.com/?p=770

『あなたへの贈り物』は、児童養護施設の子供たちのために、
大切な想いを込めて特別に作ったストーリーです。

~大切なメッセージ~
キミは生きているだけで価値のある大切な存在なんだよ。
そして気がついて欲しい。生命の素晴らしさを!キミの素晴らしさを!
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『希望の家』の子どもに、チラシのデザインを作ってもらいました。
色鮮やかで、ストーリーの流れがかわりやすいイラストになっていて、とっても素敵な仕上がり。
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9月の初演から9か月間、少しずつ少しずつ改良を重ねてきた『あなたへの贈り物』。
心魂プロジェクトの『歌やダンス』に、星つむぎの村の『星の映像』がタイミングよく合わさり、
ストーリーの世界観が見事に表現され、見ている人たちはその世界に引き込まれていきます。
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ストーリーの一部では、出演を希望した子どもたちが、パフォーマンスをする場面も。
事前に、心魂プロジェクトのメンバーが歌やダンスを教えるワーク ショップをしてくれたのです。

希望し参加してくれたのは、5名の子どもたち。
ワークショップが始まるまでは、出演を迷ったり、緊張していましたが、
歌やダンスを始めた瞬間から、みんなの笑顔と笑い声が絶えず、すごい盛り上がりでした。

本番も、みんな練習してきたことを一生懸命に演じ切り、素晴らしい公演となりました。
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心魂プロジェクトの考えとして、プロのパフォーマンスに参加してもらう条件は、
お客様として参加をするのではなく、メンバーの一員として真剣に参加すること。

そのため、いつも以上に子どもたちは最後まで一生懸命やり遂げた達成感があったと思います。
公演後、涙する子や興奮が止まらない子、様々に感じるものがあったようで、
本当に貴重な経験ができたのではないかと思います。

見ていた子どもたちも、最初から最後まで集中してその世界観に入り込んでいて、
戸沢財団・心魂プロジェクト・星つむぎの村が強く込めた想いを、
必死に受け取ろうとしてくれたように感じました。
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公演後は、会場にいる全員が興奮と感動とで不思議な一体感に包まれました。

公演から数日後のお話。
心魂プロジェクトと星つむぎの村より素敵なお誘いがありました。

『はねかめ祭り』というイベントの一部として行う、『プラネタリウム・ハーモニー』という公演へ、上記でパフォーマンスをした子どもたちに出演してもらうこと。
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いろいろな奇跡が重なり、こちらも無事に実現することができました。

内部イベントとは違い、一般の方々にも見られる公演。
子どもたちみんなが、星をイメージしたお揃いのTシャツを着ることで、前回の公演にも増して
一体感が生まれ、良い緊張感の中、プロの一員として、パフォーマンスをやり遂げました。
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その笑顔は本当に達成感でいっぱいで、今後の自信にも繋がる経験となったと思います。

皆それぞれがいろんな事情を抱えて生きています。
つらい時、もうダメかもしれない・・・と心折れることが今後も出てくるかもしれません。

そんな時にこのストーリーに込められたメッセージを胸に、
強く上を向いてもらえたらと切に願います。

今後もたくさんの子どもたちへこのメッセージを届けにいきたいと思います。

八ヶ岳自然教室2017(5月) With希望の家

理事が所有している八ヶ岳の山荘『Etoile de Midi』で行う、戸沢財団主催の八ヶ岳自然教室。
2017年も開幕です。

5回目は、戸沢財団が支援している児童養護施設「希望の家」の子供たちを招待しました。

子どもたちの、
「こんなお家に住みたい!」 「また来たい!」

その言葉を励みに、子どもたちに充実したプログラムを楽しんでもらえるようがんばっています。

【1日目】
子どもたちとの待ち合わせは、大好きな「Copain」。
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その後、秘密の池でカナヘビやカエル、野の植物を観察しました。
生き物が苦手な子どもたちも、ここへ来るとなぜか一緒にはしゃいでしまいます。
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今日も、山荘『Etoile de Midi』は、凛として迎えてくれます。

例年よりも少し遅れていますが、ミツバツツジが満開で迎えてくれました。
そして、巣箱にはヤマガラとシジュウカラが。
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今年最初の八ヶ岳自然教室なので、最初の共同作業は布団カバーの取り付けです。
みんな力を合わせてあっという間に終わりました。
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和室で移動プラネタリウムを楽しんだ後は、お楽しみのキャンプファイヤーです。
みんな、焚き火が大好きです。
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焚き火でつくったのは、クリームシチューとアサリのワイン蒸し。
すみれの紫がきれいな「すみれご飯」も一緒に。春の恵みです。
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夕ご飯の後は、星つむぎの村の高橋真理子さんと跡部浩一さんによる、
恒例の八ヶ岳の満天の星空で天体観測ツアーです。
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星空観察ツアーの後は、いつも通り、営業時間残りわずかの「甲斐大泉温泉 パノラマの湯」へ。
露天風呂で満点の星空を眺めながら、今日1日の汗を流しました。

【2日目】
翌朝は、水浴びに来たキビタキやシジュウカラたちを観察しながら、青空レストランで朝食です。
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クリームシチューにサラダ、ゆで卵、そして大好きな「パイの家エム・ワン」のアップルパイ。
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朝食のあと、少しだけバードウオッチング!みんな双眼鏡で見る鳥に感動していました。
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出発前は、みんなで大掃除タイム!
みんなが来た時よりも綺麗になって、山荘『Etoile de Midi』も喜んでいます。
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2日目のメインイベントは登山。今日は「飯盛山」です。

平沢峠から見る八ヶ岳。ここから見る八ヶ岳もしくは飯盛山山頂から見る八ヶ岳が最高です。
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星つむぎの村の跡部浩一さんからの自然に関するお話も八ヶ岳自然教室の楽しみの1つです。
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スタート前に、昼食で使うお箸を、ススキで自作しました。
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道中見つけたクロモジ。枝をこすると、いい香りがします。
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飯盛山山頂。みんな頑張りました。
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山頂から少し降りたところで、お昼ごはんにします。

メニューは、おにぎりと焼きそば。
山頂まで持ってきた食材でつくると、最高のおいしさです。
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八ヶ岳に見守られながら、下山します。
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登山道から見る景色。のんびり楽しめるハイキングとしては、景色も満点のコースです。
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下山後は、星つむぎの村のお二人による「野辺山天文台」についてのお話を聞きました。
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そして、JRの鉄道最高地点が今日のゴール。
ここで、ソフトクリームを食べて、解散です。
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「訪れるものに安らぎを、去りゆくものに幸せを」
これが八美里ファームの願いです。

子どもたちには、
「花に触れ、鳥の鳴き声に耳を澄まし、風に抱かれて、夜空に眠る」
そんなことを心に刻んで欲しいと思います。

そして、「花鳥風月」という言葉を、時々思い出してくれたら良いなと。
これが八ヶ岳自然教室の願いです。

君たちの笑顔を忘れないよ。
「すべては子どもたちの明日の笑顔のために」
これが戸沢財団の願いです。

戸沢財団は、これからも様々な形で、子供たちの笑顔につながる支援を続けていきます。

ミュージカル「あなたへの贈り物」ミャンマーツアー2017

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2017年5月上旬、当財団は9泊10日にわたりミャンマーへ赴き、児童養護施設の子ども達のためにと作っていただいたオリジナルミュージカル「あなたへの贈り物」公演を主催しました。

2016年11月に作っていただいたこの作品の主題歌は、
戸沢暢美がまだ見ぬ子ども達に遺したメッセージ「未来の扉」がモチーフとなっています。

戸沢暢美の想いをのせた、この大切な作品を、
海を越えてミャンマーの子ども達にも届けてまいりました。
※ミュージカル「あなたへの贈り物」初公演についてはこちら

同行いただいたのは元劇団四季のミュージカル俳優たちを中心としたNPO法人心魂プロジェクト。
難病のため病院で暮らす子供たち、学校にも行けない、ましてやミュージカルなど
観たこともない子供たちに、生のパフォーマンスを届けようと日本全国をまわる彼らを、
2015年頃から当財団も支援させて頂いています。

プロの歌と踊りとミュージカルをミャンマーの子どもたちにも楽しんでもらいたい!
その想いから、パフォーマーの皆さん6名と一緒に6つの施設をまわり、計8回公演いたしました。
※心魂プロジェクトに関する記事はこちら
※NPO法人心魂プロジェクト https://www.cocorodama.com/

本公演には在ミャンマー日本国大使館の後援もいただき、大使館フェイスブックでも開催報告の記事を掲載いただきました

【訪問先のスケジュール】
① 5月2日 ヤンゴン日本人学校
② 5月3日 ヤンキン子供病院(心臓病や小児外科で入院している子供たち)
③ 5月5日 The Khayay School(インターナショナル・スクール)
④ 5月6日 New World Therapeutic Training Center(精神的な疾患をもつ子供のためのトレーニングセンター)
⑤ 5月7日 ドリームトレイン(貧困のためエイズや人身売買などのリスクから救われた子供たちが暮らす児童養護施設)
⑥ 5月8日 ヤンゴン子供病院(癌や腎臓病、脳の病気で入院している子供たち)

 

<5月1日:機材チェックとリハーサル>
ミャンマーでの公演は、停電や機械トラブルが懸念される環境下でした。
ミュージカルには念入りな音響・照明のチェックが欠かせないため、
限られた時間のなかでもリハーサルの時間は、しっかりと。

この日は初公演の前日ということで入念なリハーサルを行いました。
出来る限り良い公演を子供たちにとどけられるよう、日本から大量の機材(スピーカー2台、照明4種類8個、照明の三脚、シンセサイザー、ミニドラム、変圧器、プロジェクター、バッテリー等)を用意し、その点検をしました。現地でも各種機材をレンタルしました。

さらにミャンマーは炎天下。連日のリハーサルと本番だけでも大変な労力ですので、大量の荷物との移動で体力を消耗しすぎないよう、バスを貸し切り手配してのツアーとなりました。
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<5月2日 ミャンマー初公演:ヤンゴン日本人学校>
公演用暗幕を購入されたり、会場となる体育館にあらかじめクーラーをかけておいてくださったりと、細やかなお心遣いで温かく迎えてくださったヤンゴン日本人学校のみなさま。
中学部の生徒さんたちには、土星と出会うシーンで土星人に扮して踊ってもらいました。

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ワークショップ形式で本番前に猛練習です。
最初はモジモジと踊りたがらないシャイな子も目立ちましたが、短時間で見事に振付を覚え、眩しい照明を浴びながら全校生徒さんやその親御様の前で見事に披露できました!

停電や機械トラブルに見舞われることもなく無事に終演。
生徒さんたちは皆とても素直で、まっすぐな心で作品を見届けてくださいました。

劇中、主人公のゆかりは太陽系の惑星を旅します。最後に冥王星に出会い、自分が生まれてきた使命を知るのです。小学生の生徒さんは主人公と一緒に旅をしている気持ちになってくれたのか、火星で共に旅をする仲間を見つけた場面では「ゆかりさん、良かったね!」と声をかけて励ましてくれる子もいました。
パフォーマーの皆さんとの質問タイムでは「どうやったら劇団四季に入れますか?」との質問をする生徒さんもいらっしゃり、それに答えるパフォーマーさんの目を真剣な眼差しでじっと見つめているのが印象的でした。

 

<5月3日 公演2回目・3回目:ヤンキン子供病院>
ミャンマーの国立病院で、外国人のアーティストが公演をするのは初めてだそうです。
国立の子ども病院は、ミャンマー全国に3か所のみ。今回のツアーではそのうちの2か所を訪問することができ、この日のヤンキン子供病院では、院内のホールと病棟の廊下の、計2回パフォーマンスしました。

リハーサル中から興味津々で見学をしてくださる方々がいらっしゃったり、
開場した途端たくさんの子ども達が走り込んできてくれたりと、
音楽が大好きなミャンマーのみなさんの国民性を感じました。

開始10分前にはリズム・ピアニカ・タップによるウェルカムミュージックで呼び込み!
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立ち見の方が多数でるほど多くの方々が集まり、
かつ院内はほぼ40度。熱気むんむんな公演でした。
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ミャンマーには一般の子ども達でさえも、学校に音楽の授業がありません。
ましてや日本語の歌など、まったく歌詞は理解できていないはずなのに、
皆の顔が輝き、食い入るようにパフォーマーを見つめます。
『日本語の歌が聞けてよかった』と終演後に言ってくれた男の子もいました。

子ども達に付き添う親御さん達もいっぱいいらしてくださり、
大人の皆さんも前のめりに表現の交流をして下さいました。

会場のあちこちでスマホを取り出して写真を撮る人や録画をはじめる人も。
「こんな素晴らしい体験は自分ひとりではもったいないから、田舎に帰って村の人皆に観せてあげたい」と言うのです。

日本と異なり、ミャンマーの病院は完全看護ではありません。
子どもが入院するとなると、その間、親もずっと付き添わなければなりません。
国立病院ともなると地方に住む小児がんや心臓病の病児たちもたくさん治療にやってきます。
そのため親たちは、兄弟児を連れて、2~3週間、1~2か月等、長い間病院の近くに
泊まり込みをするのですが、ホテル暮らしをする金銭的な余裕など、あるはずもなく、
多くの家族が病院の中庭にビニールシートを敷いて長期の野宿生活をしていました。

病気の子どもと、一緒に野宿を強いられている兄弟児の両方を
心配しながら日々を過ごす苦労ははかりしれません。

入院している子ども達だけでなく、そのご両親・兄弟児にも、
宝物のような時間をプレゼントできたように思います。
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2回目、病棟廊下でのパフォーマンスではなんと停電となり、
持参したスピーカーやマイク、シンセサイザーが使えない状態での公演となりました。
用意していた曲にはサークルオブライフ(ライオンキング)、ビーアワーゲスト(美女と野獣)、
アンダーザシー(リトルマーメイド)と言ったパワー系の曲が含まれていましたが、
ピアニカ伴奏、ミニドラム、そして生声+ダンスで心からのパフォーマンスを届けました。
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観客の皆様は、むしろ生声でのデリパフォにとても興味津々な様子でした。
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<5月5日 公演4回目:The Khayay School>
The Khayay Schoolは、ミャンマーで国際的な人材を育てたいと
日本人のご夫妻が運営する私立のインターナショナルスクール(私立小学校と幼稚園)です。
授業は、ミャンマー語、日本語、英語の3ヶ国語で行われており、
子供たちが自由に伸び伸びと育っている様子が伝わってきます。

会場には前から幼稚園生、小学生、保護者の方、先生方と、幅広い層が集まってくださいました。
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本公演では、この日までの気づきを活かしてメニューを組みなおし、
1時間という短い時間の中でより色んな音楽に触れていただけるような工夫がされました。

太鼓とピアニカで始まるウェルカムミュージック、リズム遊び、
タップダンスに架空のボールをみんなで投げ合う交流型のゲーム。
それらをきっかけに華やかなミュージカルナンバー、こども達も大好きなディズニーのナンバーと続き、日本の古いことばの歌や演歌、クラシック、ジャズ、ラテンなどなど。

そしてオリジナル作品「あなたへの贈り物」から2曲。
本当に多くの要素で表現による交流が叶いました。1時間もの間、
最後までクラップしたり一緒に歌ったり振りを真似したりと、愉しんで貰えたようです。

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特に会場参加型のプログラムが大盛況で、
リズム遊びは最前列に座る小さなこども達もとても上手で会場全員による大演奏が叶いました。
交流型のゲームでは次々と参加の手があがり、振付のレクチャーのあったナンバーでは
見事に振りを真似てくれた事で息の揃った素晴らしいものとなり・・・。

人というのは心が合わされば年齢の壁も国の壁も心の壁もないのだと
改めて気づかされた公演となりました。

 

<5月6日 公演5回目:New World Therapeutic Training Center>
この日はヤンゴンにある、自閉症児やダウン症の子供たちのための施設での公演でした。

先生1人に子供は3人まで。ひとりひとりに合わせたオーダーメイドの教育をしているとのこと。
とてもしっかりとした施設で、英語の企画書を受け取っていただくまでに
高いハードルはありましたが、受け入れがきまるとわざわざ黒幕を購入してくれるなど、
とても暖かく迎え入れてくれました。

当日、こちらに通う子供たちとその保護者の方々、
さらにたくさんの近隣の人たちで会場は埋め尽くされました。myanmar2017_17ウェルカムミュージックの間はニコニコしながらでも目が合うとちょっと恥ずかしそうな
皆様でしたが、会場参加型のプログラムを行うとだんだんとノリノリになって
パフォーマンスに参加して下さいました。知っている曲になると大きな歌声も会場から聞こえました。
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曲中のステージに上がってきてダンスする男の子が出てくるほどの盛り上がり!
後半は次々と子供がステージへ上がってきてくれ、楽しいダンスタイムとなり、
涙と笑いの素晴らしい時間となりました。
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<5月7日 第6回・第7回:児童養護施設ドリームトレイン
日本人医師が運営しているドリームトレインでは計2回の公演を行いました。
両親と住めない子ども180名が暮らしている施設で、これまでの視察2回で
子供たちとはすでに交流がありました。
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※2016年視察時の記事はこちら
※2017年視察時の記事はこちら

施設に到着するやいなや、待ちきれない子どもたちが門の外まで出迎えてくれました。
持ち込んだ重い機材を軽々と運んでくれたり、覚えた日本語で挨拶や名前を教えてくれたり。
そんな子どもたちの目は輝きに溢れていて、ワクワクが止まらない様子でした。
リハーサルの最中から曲が終わる度に大拍手が起こり、開演前にすでに楽しい雰囲気が満載でした。
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終始熱気が溢れた1回目の公演。
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会場参加型のリズム遊びやゲームで
会場の一体感と子供たちの目の輝きはますます強まっていきました。
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こちらの子どもたちには日本人の里親がたくさんいるのだそうです。
そこで、彼らに日本の風景を見せてあげたいと、スライドを用意し、
他の施設では歌わなかった日本の童謡メドレーをいれました。

子どもたちは、スクリーンに映し出される日本の風景を観ながら、
しっかりと日本の歌を聴いてくれました。
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もちろん、オリジナル作品の「あなたへの贈り物」からの曲も、しっかりと届けました。
初めて見るプロのダンスと生歌の迫力に、瞬きもできないくらい、夢中で見つめる子供たちでした。

戸沢暢美が遺した、
子どもたちに贈る言葉、「未来の扉」にある大切なメッセージ、

「キミの未来はキミの手の中」
「生きる力は、少しの勇気が連れてくる」

この言葉たちが、しっかりと、曲と一緒に子どもたちへ伝えることが出来ました。
子どもたちの目はとても純粋で、一曲が終わる度の拍手はいつも全力でした。
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2回目の公演では1回目から残ってもう一度観る子もたくさんいたので、
日本の歌を増やしたりドラムとダンスのパフォーマンスを追加したりといった工夫をしました。
童謡「ふるさと」は歌詞まで知っている子どもがたくさんいて一緒に歌うことができ、
とてもステキな歌声に感動しました。
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公演の最後には子どもたちがお礼にとダンスと歌を披露してくれました。

ダンスはヒップホップダンスとマイケル・ジャクソンのナンバー。
歌は何と、キロロさんの「未来へ」を日本語で歌ってくれました。

そのダンスと歌声は元気がとてもよく、全身で楽しかったよと伝えてくれました。
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帰りはバスが離れるまでずっと手を振ってくれた子達もいました。
また会いたい!と、感謝に溢れる1日でした。
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<5月8日 第8回・最終公演:ヤンゴン子供病院>
ミャンマー国内に3つだけの国立子ども病院のひとつ、ヤンゴン子供病院。
主に小児がんや血液の病気の子供たちが入院している病院です。

ヤンキン子供病院と同様、こちらでも外国人のアーティストが公演をするのは始めて。
さらには、病院内でパフォーマーが公演をしたこと自体が過去に一度きりとのことでした。
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ヤンキン子供病院では、入院病棟の廊下でパフォーマンスができ、入院している家族が集まってきてくれました。ですがここでは病棟での演奏はNG、ホールでの1回公演のみでした。
ホールは病院の最上階。しかも別病棟は道路を隔てて、かなり離れているので、
果たして子供たちは集まってくれるのか?不安なスタートでした。

ですが、この日を特別な日にする為に、メンバー一同がベストを尽くしました!
パフォーマーはいつもより5分はやいウェルカムミュージックを、出来るだけ下の階に届くように4階の踊り場でピアニカ、リズム、タップとで軽快に奏でました。スタッフは下の階で声がけを積極的に行いました。
さまざまな病気と戦っているこども達と、
こちらでも連日の野宿などで泊まり込んでいるご家族や兄弟児たちと、
お一人でも多くの方と心の交流が出来るよう、上の階に上がってきて頂けるようにと思いを込めました。

結果、会場にはいっぱーーーいのお客様!!
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「デリバリーオブデリバリー」という考えを大切にしている心魂プロジェクト。
どんな公演場所でも「舞台と客席という隔たりのない公演を行う」、ということで、
今回もパフォーマンスはどんどん舞台から飛び出して客席へとひろがっていきました。
それを誰もが温かく迎え、一緒に楽しんでくれました。
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最初は少し硬い表情だった副院長先生も
あっという間にニコニコになってくださり、素晴らしい公演となりました。
子どもたちに素敵なひと時を、心からのメッセージを届けたい、
きらきらしたひと時を共有したいという熱意が伝わったことがわかって嬉しかったです。

「想いが言葉の壁を越えていく」瞬間を、多くの子ども達と一緒にかんじられたツアーでした。

戸沢財団では心魂プロジェクトの皆さんの素晴らしい活動を、今後も応援していきたいと思います。

「熊本地震」への支援

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2016年4月14日に熊本県熊本地方を震源とする地震が発生しました。被災された皆様ならびにご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
熊本県・大分県を中心に地震が相次ぎ発生し、50人以上の方が亡くなってしまう大きな被害を受け、今もなお、5万人近くの方が避難所での生活をおくっておられます。

地震直後、被災地では混乱がおこり、支援物資を待っている方の手元に物資が届かないという状況ございました。また、余震がなかなか治まらず、支援を希望する方もすぐに駆けつけることができず、もどかしい思いでございました。

当財団でも話し合いの上、被災した方の避難状況等を踏まえ、熊本地震義援金300万円を寄付させていただきました。義援金は、管轄委員会の決定に基づき、管下の配布対象市町村へ送金され、義援金を申請する方々へ届けられます。

一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げるとともに、ご家族・ご親族を亡くされた子供たちが少しでも希望を感じて毎日を過ごせるよう、切に望んでおります。

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この寄付に対し、熊本県知事 蒲島郁夫様よりお礼状を頂きました。

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「熊本地震」への支援に対するお礼状

震度7が2回も観測され、震度6も5回と熊本県・大分県を中心に相次いだ地震により、甚大な被害がもたらされ、復興の兆しも見られる中、未だ、避難生活を送っておられる方々もいらっしゃいます。

また、2016年12月の時点で、直接・関連死合わせ157名もの多くの尊い命が失われました。
謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
そして、被災者の方々が1日も早く元の生活を取り戻せますよう、また、熊本の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

ミャンマー視察旅行

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2017年1月上旬、当財団はミャンマーにある3つの施設を訪問しました。

1月5日に訪問したのはヤンゴンにある聾学校Mary Chapman。こちらのサッカーチームは、2016年12月に行われたアセアン初のデフサッカー大会「1st ASEAN Deaf Football Championship」にミャンマー代表として出場しました。当財団はその際、Mary Chapmanとアカデミーパートナーを結びサッカーに関してサポートをしているアルビレックス新潟ミャンマー様よりお話を頂き、大会参加費用の一部を支援しました。

昨年のその支援への感謝の気持ちを込めて、今回の訪問では子どもたちがダンスを披露してくれました。
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当財団からは今回サッカーボール等をプレゼントしました。子供達一人ひとりと握手、みんな澄んだ瞳でにっこり笑ってくれます。サッカーを練習の様子も見学しました。
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1月7日に訪問したのは「ドリームトレイン」という、日本人の小児科の先生が運営している児童養護施設です。
ミャンマーではエイズによって親を亡くした孤児が急増しており、貧困や差別にさらされた子供たちは人身売買のターゲットになり自らもエイズ感染の危機に陥るという悪循環が起こっています。こちらの施設でもエイズにより親を亡くした子供たちが、共同生活をしながら自立を目指しています。
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ドリームトレインには昨年も訪問し、その際にはグローブやボールをプレゼント。今回はそれを使って、子供達にソフトボールを教えました。
※昨年のミャンマー視察についての記事はこちら

まずはキャッチボールと守備の練習で肩慣らし。
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ルールもおしえて最後には試合形式で実践!
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真剣なまなざしでボールを狙います。
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昨年より一回りも、二回りも成長した姿を見せてくれた子供たちに元気をたくさんもらいました。
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帰国後、施設の方からプレゼントしたカレールーで作ったカレーを食べている様子の写真が送られてきました。ミャンマーの子供達の大好物で、喜んで食べてくれたそうです。
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1月8日、この日は「Agape Child Development Center」を初めて訪ねました。ヤンゴン中心から北に1.5時間程のラグーにある養育施設で、アルビレックス新潟ミャンマー様もサッカークリニックを行っているそうです。
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民間の施設で資金繰りも厳しく、お肉が食べられるのは週に一度だけとのこと。それでも子供たちは元気いっぱい!当財団から今回プレゼントしたサッカーボールで楽しく遊んでくれました。
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消しゴムや鉛筆など日本の文房具のプレゼントも大変喜んでもらえました。
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今回のミャンマー視察で逆境にめげず懸命に生きる子供達のたくさんからたくさんの笑顔というプレゼントをもらいました。財団では今後も一つでも子供たちの笑顔が増えるよう活動を続けていく予定です。
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「1st ASEAN Deaf Football Championship出場」への支援

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ヤンゴンにある聾学校「Mary Chapman」。
その生徒たちが2016年12月4日から10日までクアラルンプールで行われるアセアン初のデフサッカー(ろう者サッカー)大会『1st ASEAN Deaf Football Championship』に、ミャンマー代表として出場することとなりました。
「Mary Chapman」とアカデミーパートナー契約を結び、サッカーに関する指導などのサポートを行っているアルビレックス新潟ミャンマーより、この大会への支援のお話をいただきました。

アルビレックス新潟ミャンマーは、ヤンゴンでサッカースクールを開催しています。そして、「Mary Chapman」の他、児童養護施設などミャンマー各地でサッカークリニックも行っています。
ミャンマーでサッカーは人気ナンバーワンのスポーツです!
【アルビレックス新潟ミャンマーサッカースクール オフィシャルサイト】
http://www.albirex.com.sg/myanmar/

ミャンマーではまだ障碍者への理解が乏しく、「Mary Chapman」の子供達は危険も伴うため、気軽に学校の敷地から外に出るのも一苦労な現状です。
そのような環境の中、今回の大会は「Mary Chapman」1920年創立以来初めて、在学生が海外へ行く歴史的イベントとなります。アセアン各国の聴覚障害者が集う大会に参加しサッカーを通じて子供達に様々な世界を見せてあげたい、同じように障害を持ちながサッカーに取り組む人たちと触れ合い学んでほしいという思いから当財団からも支援をすることとなりました。

大会1日目。
卒業生含め在学生で海外へ行った事例がなく、ナショナルIDの取得、パスポート取得、航空券取得など全て初めての試みで、出発までには多くの難関があったそうです。
また出発の空港でも手続きに時間がかかり、空港カウンターにチェックインし搭乗ゲートまで2時間もかかりましたが、無事すべての難関を乗り越え、約3時間のフライトで大会の行われるマレーシアのクアラプンプールへ到着しました。

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これから一週間滞在することとなるホステルへチェックイン。
今大会のスタッフはほとんどがボランティア、それもデフの方々でした。
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ホステルでは18時30分から記者会見が行われ、集まったマレーシアのたくさんのメディアの前で各国の監督が意気込みを話します。
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大会2日目。
この日はミャンマーチームの試合がなかったため、ホステルの敷地内でトレーニングと戦術確認をおこないました。
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大会3日目。
ついに迎えた決戦の日。
国際大会初陣。チーム全員で円陣を組み、全力で戦おう!と気合を入れ試合に臨みます。
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FIFAのフェアプレーフラッグのもと入場し、ミャンマー代表VSベトナム代表の試合がキックオフ。
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なんと開始2分、ミャンマーチームのシュートが決まり先制点!
いきなりの先制点にピッチの選手もベンチの選手も大興奮でした。
その得点が相手チームの闘志に火をつけることとなり、その後失点を重ね、前半30分に1点取り返しましたが、残念ながら敗戦となってしまいました。

大会4日目。
この日の相手は強豪マレーシア代表です。
選手たちは昨日の敗戦を引きずることなく、闘志あふれるプレーで強豪マレーシア代表にむかい、闘いました。
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攻め込まれる一方的な展開の中、決定的なチャンスもありましたが得点に結びつかず、敗戦となってしまいました。しかしながら、選手たちは90分間最後まであきらめることなく戦い抜きました。
今回の大会は、アセアン各国代表のデフサッカーチームが出場ということで、年齢別のくくりがありません。ミャンマーには大人チームのデフサッカーチームがないため、生徒たちが代表として素晴らしい頑張りを見せてくれたと思います。

大会5日目。
予選敗退した翌日はリラックスのためマレーシアに来て初めてのオフとなりました。
この日は同じく予選敗退したカンボジア、ラオスチームと一緒にクアラルンプールの市内観光をしました。

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大会6日目。
この日は大会最終日です。閉会式が行われるということで、ミャンマーチームはミャンマーの民族衣装ロンジーで参加しました。
他に民族衣装でそろえているチームはなく、他チームからも「すばらしい!」と大絶賛でした。
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今回参加した全チームにも表彰が行われました。また、ミャンマーチームには今回の主催国へ対して、プレゼントを渡す場もいただきました。
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大会7日目。
1週間滞在したマレーシアからミャンマーに帰国する日です。
マレーシアの空港で、ミャンマーにはないマクドナルドで昼食をとり、21時、無事Mary Chapmanへと帰りました。
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帰国の翌日。
財団理事が大会の慰労会を開き、子供たちをご招待しました。
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理事と共にミャンマー視察に同行していた心魂プロジェクトさんから、子供たちへ歌と踊りのプレゼント!耳の聴こえない彼らもプロのパフォーマンスを楽しんでくれました。
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大役を務めてくれたチームのキャプテンとの一枚。大会参加者にはエンブレムが贈られました。
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今回は2敗予選敗退と残念な結果となりましたが、Mary Chapmanの生徒たちにとって、この先の人生において大きな希望を持てる素晴らしい体験となったのではないでしょうか。
そのような体験の手助けをできましたこと、また、ミャンマー初の歴史的イベントに力添えできましたことを財団としても大変うれしく思います。

2016年12月『フィリピンの施設や小学校を訪問する活動』への支援

NPO法人I・M・Cが行う『ヒーローと一緒に、できることからはじめよう!~君にもできる国際協力入門』。

以前、2014年・2015年にカンボジアやタイへ行く活動費用を、戸沢財団が支援しました。
(※詳しくは、『「カンボジアの児童養護施設訪問」への支援』をご覧ください)

事前活動にて、日本国内の子供たちへ国際協力のお話しと共に文房具の寄付をお願いし、
海外で待つ子供たちへ、ヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”が届けに行くという活動。
カンボジアでの活動が大好評で、“フィリピンでもやって欲しい!”と、活動の範囲を広げることに。

厳しい生活を強いられながらも懸命に生きる子供たちに、笑顔になって欲しいとの願いを込め、
戸沢財団は、2016年12月のフィリピンへの遠征費用を支援いたしました。

~事前活動: 集まった文房具~
①12月3日 北海道国際協力フェスタ2016: 500本以上のえんぴつ
②12月4日 第9回つくばママサークルフェスタ: 50本ほどのえんぴつ
③12月6日 守谷市立郷州小学校: 約400本のえんぴつと、フィリピンの子供たちへのお手紙
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『国際協力』という言葉を聞くと、とてつもなく大きなことのように感じてしまい、
大人の私たちでもなかなか第一歩を踏み出すのは難しいことのように思います。

けれど、この活動を見ていると、決して難しいことではないと感じることができます。
一人ひとりができることから始めることがとても大切なこと。
関心を持つこと、知ること、考えること、周囲に伝えること。

この小さな一歩が積み重なり、世界をも変えることになるのだと痛感しました。

また、自ら手を挙げて行動することが苦手な日本の子どもたちにとっては、
憧れの存在である ヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”が活動をしている姿を見て、
『一緒にやりたい!僕もヒーローに!私もヒロインに!』と、
自分の意志で行動をするきっかけができることも、とても大切なことだと思います。

~本活動(フィリピン遠征)~
①12月10日 HERO’s HOUSE1: 約50本のえんぴつを届けました。
②12月11日 HERO’s HOUSE2: 『第2回北海道ヒーローサミット』とSkype中継で交流。
約50本のえんぴつを届けました。
③12月12日 タランバン小学校:  800本以上のえんぴつとお手紙を届けました。
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日本と同様、学校で使用する文房具は各家庭で用意しなければならないため、
それができず、学校に通うことを諦める子もいるのが現状です。
文房具を届けることで、安心して学校に通える子供が少しでも増えてくれればと願うばかりです。

厳しい現実を知った上で学校に通っているからなのか・・・。
勉強ができることは当たり前ではないと、小さいながらに理解をしているのか・・・。
熱い想いの元、支援や教育を受けている子どもたちの姿は、自信とやる気に満ちていて、
フィリピンの未来を変えていってくれるパワーを感じます。

一方で、ヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”のアクロバットや、交流の際のハイタッチで、
満面の笑みを見せてくれる子供らしい姿。
まるで、厳しい現実の中生きているなんて嘘なのではないかと思わせるほど、
子どもたちはみんな、明るく前向きに生きていることがとても印象的です。

そんな一生懸命な子どもたちが、大好きな勉強を思う存分できる環境が整いますように・・・。

決して簡単なことではなく、まだまだ遠い道のりかもしれませんが、
『ほんの少しずつ、一人ひとりの一歩が、未来への大きな変化に必ず繋がる!』
そう信じています。

戸沢財団も遠征費用の支援という形で、“ヒーロー”の一員になれたように思います。

今後もヒーロー“双嵐龍(ソーランドラゴン)”の活動で、
たくさんの小さなヒーロー・ヒロインが生まれ、明るい未来へと変えていってくれると信じています。

プラネタリウム・ミュージカル「あなたへの贈り物」@あいむ

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2016年11月3日、山梨県立甲府支援学校「甲養館」で、プラネタリウム・ミュージカル「あなたへの贈り物」を主催しました。

人はみな、使命を持って生まれてくる。
一人ひとり目指すものは違うけれど、誰もが生きる価値のある大切な存在。
けれど私たちは、孤独のあまり、なかなか自分の価値に気が付かない。
でもね、君たちは一人じゃないよ。
すぐそばに、一緒に行きたいと願う人が必ずいるから。
そして、気がついて欲しい。
生命の素晴らしさに!
キミの素晴らしさに!

そのような想いをこめたプログラム、「あなたへの贈り物」。
このプログラムは、戸沢財団の想い、「子供たちのためにミュージカルを」という願いが、全国の難病の子供たちや被災地の子供たちへ生のパフォーマンスを届ける活動をしている『心魂プロジェクト』、出張プラネタリウムや「病院がプラネタリウム事業」を行い八ヶ岳で星空文化を発信している『星つむぎの村』とのコラボレーションにより作り上げられ、実現された作品となりました。

チラシ表面
「チラシ表面」

今回の公演のチラシ裏面のデザインは、「児童養護施設あいむ」の伽藍ちゃんが担当。
メッセージが伝わる素敵なチラシが出来上がりました。

チラシ裏面
「チラシ裏面」

いよいよ初公演の幕開けです!
どうしても乗り越えられないものを心に抱える女の子。
その子が地球に向かって飛んでくる一筋の光に導かれ、宇宙旅行へ。
そこで出会う様々な者たち、そして成長していく姿が描かれます。

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演技、音楽、プラネタリウム、ジャンルを超えたプロのアーティスト達のパフォーマンスにより、物語は進んでいきます。

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物語の後半では、あいむの子どもたち9人が主人公と一緒に舞台で歌を歌う場面も。
子供たちの元気な歌声と素敵な光景!

そして、物語が終わった後は星空のプラネタリウム。
大きな拍手とともに初公演の幕を閉じました。

翌日の山梨日日新聞には、公演の記事が掲載されました。

山梨日日新聞
「山梨日日新聞」

「キミは生きているだけで、価値のある大切な存在なんだ」
という戸沢財団の想いを、この日の公演を観に来てくださったお客様、子供たちにきっと伝えることができたはずです。
そして、今回の公演に携わってくださった方々皆のお力、あたたかい想いにより実現できましたこと、心より感謝いたします。

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このプログラムは、これからも各地で開催される予定です。
公演を観に来てくださる皆様へ、素敵な贈り物ができることを楽しみにしています!

プラネタリウム・ミュージカル@あいむ

山梨県甲府市にある児童養護施設「あいむ」で、心魂プロジェクトさんによるプラネタリウム・ミュージカルを主催しました。
心魂プロジェクトさんは、『難病の子ども達の元へ、生のパフォーマンスをデリバリーしたい』と願う、プロのアーティスト達が集まり、 2014 年 1 月より活動をしています。劇団四季や宝塚歌劇団などで活躍されていた方々で、現在も様々な場所で活躍の場を広げています。そんな皆さんのパフォーマンスは、熱い思いと愛情がたっぷり詰まっていて、見る人を一瞬にして魅了します。
【心魂プロジェクトのテーマソング】
https://www.youtube.com/watch?v=GeVvD6lavKo

移動式プラネタリウムの上映は、地元甲府で活動されている、「星つむぎの村」の高橋真理子さんと、跡部 浩一さんです。
【星つむぎの村 オフィシャルサイト】
http://hoshitsumugi.main.jp/web/

親を捨て、一人で生きる子供たちに、伝えたかったテーマは、「キミたちは生きているだけで、価値のある素晴らしい存在なんだよ」という想い。
会場は、あいむの隣の介護施設「ヴィレッタ甲府」をお借りし、子供たちだけでなく、車椅子のお年寄りもたくさん、いらしてくださいました。
子供たちにもできるだけ参加して欲しいと、まずはチラシ作りから。
こんな素敵なチラシが出来上がりました。
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「手づくりのチラシ」

心魂プロジェクトさんは、普段は病気で病院から出られない子供たちに、ミュージカルを届ける活動をされていますが、今回は児童養護施設の子供のために、内容を変更しての公演です。
一人ぼっちのまなちゃんが、ふとしたことから宇宙旅行にでかけます。その旅行を通じて、自分は一人ではないということに気がつくのです。
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演目の最後に「ユーレイズミーアップ」を、歌い、踊ってくれたのですが、なんと「あいむ」の子供たち4人も、舞台に駆け上がり、パフォーマンスに参加してくれました。
じつは、公演の2日前に心魂プロジェクトさんが、「あいむ」を訪問して、子供たちに振付を教えてくれたのです。

プロのミュージカルスターたちと踊った「ユーレイズミーアップ」
きっと、きっと、子供たちの心に勇気を与えてくれたのではないかと思います。
当日は、山梨日報の記者が取材に来ていて、早速、翌日の新聞に掲載されていました。
心魂さんと一緒に踊った子供の、「私は生きていてもいいと思えました」というコメント。

そうだよ!
キミは一人じゃないよ!
生きているだけで価値のある、素晴らしい存在だよ!

大人になって、きっと辛いこともたくさんあるよ。
でも、今日のことをずっと覚えていて欲しい。

それが、戸沢財団からのメッセージです。

関わってくださった全ての方に、感謝します。

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