「児童養護施設 希望の家への訪問」

社会福祉法人共生会が運営している「児童養護施設 希望の家」。そこで4歳半から過ごしてきた少女が昨年度短大への進学を希望し、無事入学しました。

児童養護施設は児童福祉法に定められた児童福祉施設の一つですが、国の定めにより高校を卒業と同時に施設を卒園しなくてはなりません。
そして、自らの力で生活していかなければならない状況となります。

戸沢財団からは、夢を持って前に進んでいる彼女を応援したいと、短大一年次よりその学費の一部を支援してきました。

そして今回2015年5月31日、理事長と理事2名が、葛飾区にある「共生会 希望の家」を訪問し、彼女の学生生活や就職活動の状況などの話を聞いてきました。

昨年一年間では、授業の中で行われた研修や企業訪問などを通して多くの会社を知り、自分の就きたい職業も見つけることが出来たそうです。
また今年に入ってからは就職活動も始まり、クルーズ会社を中心にエントリーして、活動に励んでいるそうです。

希望の家の職員の方々の温かい愛情により立派に成長した彼女には、未来の扉がいくつも待っています。
そのいくつもの扉を開き、自分の夢に向かってしっかり進んでいく彼女を、戸沢財団はこれからも応援していきたいと思っています。