2018年度2回目の八ヶ岳自然教室。
まだまだ朝晩の冷え込みがある5月中旬の開催となりました。
少ししっかり山登りをやってみようと、今回のハイキングコースは、八ヶ岳前衛の山、「前三ツ頭」までトライします。
5月半ば、八美里ファームはヤマツツジが満開です。
初日は、集合したら、さっそくハイキングです。
「美し森」から「羽衣池」まで、アップダウンもあり、ちょっとした高原散策です。
八美里ファームとの標高差約400m。
標高1,542mの美し森では、まだミツバツツジが咲き誇っています。
羽衣池までの道はきれいな遊歩道と木道が完備されています。
羽衣池でお弁当を食べても1時間半程度のコース。
標高1,610mの羽衣池にもそろそろ春がやってきそうです。
帰り道、ちょっと寄り道して、「まきば公園」へ。
丘を走り回ったり、ヤギや羊に触れてみたり、思いっきり汗だくになって遊びました。
今日も八美里ファームの母屋「Etoile de Midi」は凛と佇んでいます。
移動プラネタリウムのあとはみんな大好きな「薪割り体験」。
力いっぱい斧を振り切れる子に、コツンとやさしく斧を落とす子。とても性格が出ます。
きれいに割れた薪がどんどん積み上げられていきます。
薪割りをやってお腹が空いたらごはんの準備。みんな焚き火も大好き。とにかく火をいじりたい。
今夜のメニューは「夏野菜カレー」。
真っ暗になるまで星空観望会ができないので、闇迫る森へ少しだけ探検に出かけました。
八美里ファームから三角点まで片道20分。
闇に包まれてくると、小さな男の子たちがお姉さんたちに「手をつないでいい?」と、
可愛らしいところを見せてくれます。
こんな関係や体験もすごく大切なこと。とても微笑ましいことです。
今夜の星空観察は見事な星空を観ることができました。
翌朝は、予定より早く「薪割りをやろう!」と子どもたちに起こされ、「男だけの薪割り教室」です。
少し肌寒いけど、「青空レストラン」はとにかく清々しい!
野菜サラダとアップルパイ。ぶどうジュース。気持ちのいい朝です。
みんなしっかり掃除もしてくれて、出発です。
ハイキングは天女山駐車場から天の河原経由で八ヶ岳前衛の山「前三ツ頭」を目指します。
天の河原から見る南アルプスは今日も絶景。
さあ、ここからが本当のスタート。ちょっと大変だけどがんばろう。
星つむぎの村の跡部さんの自然教室は本当におもしろい。みんなすぐに夢中になります。
今日のゴール、前ミツ頭が見えました!
やっと辿り着いた標高2,000mと思ったら、ここはニセモノで、本物はもう少し先に。
こちらが本物の標高2,000mの碑。
登山道はわかりやすいですが、所々、倒木やわずかな崩壊があり、修復した跡があります。
間違えやすそうなところは「立ち入り禁止のロープ」が貼ってあります。
「ここが一番きつい もう少しで前ミツ頭が見える」の看板。実はここまでが一番つらいです。
この看板から少し登ると、これまた絶景ポイント。ここで少し休憩したら、ラストスパート!
標高2,200mの碑です。ここまでくれば、あと少しです。
標高2,364m、前ミツ頭に到着!
見ためにはどうってことない巨岩ですが、実際にこの岩の上に立つと、足がすくみます。
ここで、お昼の準備をします。
まず「彩り野菜」(赤パプリカ、黄パプリカ、キャベツ)を炒め、塩コショウとローズマリーで味付け。
そして、SPAM(スパム)を炒めます。
塩パンにレタスをひいて、その上に炒めた彩り野菜とスパムを乗せたら、つぶつぶマスタード、タルタルソース、ケチャップをたっぷりかけたら「彩り野菜とスパムのサンドイッチ」のできあがり。
スパムにタルタルソースがうまい!みんなすごい景色を見ながらいっぱい食べました。
前ミツ頭の山頂で記念写真を撮ったら、下山です。
頂上直下の道はちょっと急です。
振り返れば、名残惜しい前ミツ頭が見えます。
天の河原がそこまで見えた時、最後にちらっと前ミツ頭が見えます。
やりとげること、目標を達成すること、そして自然を愛する心をもつこと。
そして、来たときよりもきれいにして帰ること。
みんなできたよね。
また、来年も待ってるよ。