『児童養護施設 明生学園 卒業生の夢へのエール』

社会福祉法人山梨県社会福祉事業団が運営している「児童養護施設 明生学園」。そこで、3歳から過ごしてきた少年が、音楽家への夢を持ち、今春、無事に専門学校へ入学いたしました。

児童養護施設は児童福祉法に定められた児童福祉施設の一つですが、国の定めにより高校卒業と同時に施設を卒園しなくてはなりません。
そして、自らの力で生活をしていかなければならないのです。

戸沢財団は、彼の強いまなざし、夢への強い意志に心打たれ、学費の一部を支援することにしました。

彼は、施設の職員の方々とも当財団とも、今後の人生計画について、いろいろとお話をしました。
音楽家への道のりは、とても厳しく、生半可な気持ちではできないこと、現実にかかる費用は莫大で、勉強にアルバイトに楽器の練習と、生活も大変な状況になるであろうこと、様々なことに考えを巡らせ、たくさんお話をしました。

ですが、どんなに厳しくても、どんなに夢への道のりが遠くとも、彼の音楽に対する気持ちは非常に強く、何事にも前向きに進もうという意思が伝わってきました。

明生学園の職員の方々の深い愛情により、夢と希望を持ち、立派に成長した彼ならきっと、素敵な未来が待っていることでしょう。
そんな素敵な未来に希望を持ち、夢に向かって努力する彼を、戸沢財団はこれからも応援していきたいと思っています。

「熊本地震」への支援

2016年4月14日に熊本県熊本地方を震源とする地震が発生しました。被災された皆様ならびにご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
熊本県・大分県を中心に地震が相次ぎ発生し、50人以上の方が亡くなってしまう大きな被害を受け、今もなお、5万人近くの方が避難所での生活をおくっておられます。

地震直後、被災地では混乱がおこり、支援物資を待っている方の手元に物資が届かないという状況がございました。また、余震がなかなか治まらず、支援を希望する方もすぐに駆けつけることができず、もどかしい思いでございました。

当財団でも話し合いの上、被災した方の避難状況等を踏まえ、熊本地震義援金300万円を寄付させていただきました。義援金は、管轄委員会の決定に基づき、管下の配布対象市町村へ送金され、義援金を申請する方々へ届けられます。

一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げるとともに、ご家族・ご親族を亡くされた子供たちが少しでも希望を感じて毎日を過ごせるよう、切に望んでおります。

image002

八ヶ岳自然教室 (主催:戸沢財団)

戸沢財団は、児童養護施設の子どもたちの支援を行っています。
そこで、新しい試みとして、戸沢財団主催『八ヶ岳自然教室』を定期的に行うことにしました。

様々な事情で親と一緒に暮らすことのできない子どもたち。
自分を肯定できない子供、気持ちを素直に表せない子供、それぞれに抱えているものがあります。

そんな子どもたちの成長を幼少期から成人まで見守りたいと思い、支援を続けていますが、1度きりのイベントでの交流、1度きりの支援、それでは戸沢財団の想いは達成できません。

戸沢財団は、いつも子どもたちの親戚のような存在でありたいと願っています。
困った時や何か話を聞いてほしい時に相談できる人、そんな存在になりたいのです。

そこで、定期的に『八ヶ岳自然教室』を開催することで、子どもたちと何度も繰り返し会う機会を作り、信頼関係を築けたらと考えました。

『八ヶ岳自然教室』は、理事のお父様が残してくれた、八ヶ岳にある山荘に、児童養護施設の子どもたちを招待し、1泊2日の自然体験をしながら一緒に過ごします。

・ハイキング ⇒ 川遊び、虫や植物など、たくさんの自然とふれあいます
・プラネタリウム ⇒ 星つむぎの村の高橋さんと跡部さんが星のお話をしてくれます
・星空観賞会 ⇒ 夜空を見上げて、実際にたくさんの星や月などを見ることができます
・ごはん作り ⇒ 薪を切ったり、火をおこしたり、自分のできることをお手伝いしてもらいます
・登山 ⇒ 一歩一歩諦めずに登り切ることで達成感を味わってもらいます
※その他にも、子どもたちが思う存分楽しめるよう、開催ごとに検討して行っていきます。

つらいことばかりじゃないよ
こんなに楽しいことがあるんだよ
これからもまだまだ知らない明るい未来が待ってるよ
あなたたちの幸せをいつも願っているよ
どんな時でも相談できる大人がこんなに近くにいるよ

『八ヶ岳自然教室』を通して、戸沢財団の想いが少しずつでも、回を重ねるごとに子どもたちに伝わればいいなと願い、開催を続けていきたいと思います。

続報! 「MSR スマイルプロジェクト 夏休み企画」への支援

以前ホームページにて、『「MSR スマイルプロジェクト 夏休み企画」への支援』という記事をご紹介させていただきました。
本日は、その続報をお届けいたします。

2016 年度から活動する「東北楽天リトルシニア」第二期生(新中学 1 年生)のメンバー10 人が決定しま
した。東北楽天リトルシニアは、プロ野球の球団が中学生年代のチームを保有・運営することは“日本初”
だそうです。

昨年の「MSR スマイルプロジェクト 夏休み企画」では、弊財団で東北の小学生向けにバッティングセンターの無料チケットを支援し、それを活用した元吉ロビンファイターズの SH 様が 10 人のうちの一人に選抜されたとのこと。

本吉ロビンファイターズの SH 様のお父さまの H 様より嬉しいお知らせが届いたのでご報告させていただきます。

~~

昨年中はフェニックスバッティングセンター様を通しまして、チームも息子も大変お世話になりました。
この度、息子が楽天イーグルスの中学部の組織である「楽天リトルシニア」のセレクションに合格し、春
から楽天球団にお世話になることになりました。
東北から 10 名という狭き門でした…
入団テストには、実技の他に面接と作文がありました。
「御支援下さった方々、地域のみなさんの希望になるために、どうしても楽天リトルシニアで野球をやる必要がある。ここで生まれ育った僕しか出来ないし、僕ならやれる」と熱く息子は面接で話してくれました。
まだ夢のスタートラインでございます。
これから険しい道だと思いますが、親子で強く突き進んで行きたいと思います。
本吉ロビンファイターズ H

~~

以上、H 様からの、大変嬉しいご報告でした。
本当に、おめでとうございます!!
SH 様が面接で仰っていた通り、今回の彼の快挙は、私たちにとって希望となりました。
H 様、お知らせいただきまして、誠にありがとうございました。

SH 様の今後のご活躍を、戸沢財団一同心より応援致します。

関連記事
「MSR スマイルプロジェクト 夏休み企画」への支援 .

「弊財団が支援をさせていただいている児童養護施設の卒業生が新成人 を迎えました」

弊財団が支援をさせていただいている児童養護施設を卒業された方が、この度めでたく新成人となりました。 財団で、彼女の振袖から当日の撮影まで含めて支援させていただきました。

11 月、児童養護施設の元担当者、それと児童養護施設で仲のよかった小学生の女の子と弊財団理事たちと彼女と振袖を選ぶところからはじまりました。

いろいろ試着してみて、決めたのが淡いクリーム色の地に紫とピンクの花模様が映える素敵なもの。実はこの振袖、同行してくれた小学生の女の子が選んでくれました。

当日は、財団のサポーターズクラブに所属しているカメラマンの下司智津惠さんが見違えるような彼女を撮影してくれました。

児童養護施設の副園長先生、元担当らと彼女の門出を祝うランチをご一緒して、数年ではありますが、彼女の成長を見守れたことに感無量となった 1 日でした。 .

「新年のご挨拶」

昨年は、サポーターズクラブの皆様を始め、多くの方に支えていただきながら支援活動を行うことが出来ました。
心より御礼申し上げます。

今年の戸沢財団の年賀状は、お猿さんのイラストです。
とても可愛らしいデザインですよね。
実はこちらは、児童養護施設で暮らす小学5年生の女の子が作ってくれたものです。
版画がお得意ということで、今回ご依頼させていただきました。
完成したものが送られてきたときは、大人顔負けの出来栄えで大変驚き、財団一同喜びまし
た。
年賀状文化は昔に比べますと、衰退の一途を辿っていますが、こんなにもかわいいデザイン
なら、自慢したいあまりたくさん送りたくなってしまいますよね。
ぜひ毎年お願いしたい!と、財団の中で大いに盛り上がった話題でした。

2016 年も、皆様にとって素晴らしい年になりますように。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。 .

「つながり 台風 18 号緊急災害に対する活動」への支援

2015 年 3 月 11 日の東日本大震災の後に立ち上げた、一般社団法人 震災復興支援協会つながり。
宮城県南三陸に拠点を置き、代表の勝又三成さんを中心に、ボランティア活動・支援活動を行っています。
震災遺児を含めた子供たちの育成を、ボランティアを通じて行い、大人が困っている人の役に立つという姿を示し、その背中からたくさんのことを学んでもらいたいという願いを込め、活動を続けているそうです。

今回活動を行ったのは、茨城県常総市を拠点とした地域。
2015年9月 10日に発生した大雨の影響で、鬼怒川の堤防が決壊するなど茨城県に甚大な被害をもたらしました。
この状況受け、「つながり」は翌日 11 日よりボランティアとして現場に入り、復旧のための地道な活動を始めました。

実際の現場は、想像以上の被害を受けていました。またシルバーウィークも重なり、全国からのボランティアの受け入れ活動を行う上でも、様々な物資が大量に必要な状況でした。
9 月 16 日、戸沢財団サポーターから情報をいただき、戸沢財団でも何かできるか検討させていただきました。
緊急事態ということで、すぐに理事会で支援が決定され、段ボール、飲み物、インスタント食品、文具、机、寝袋、ポット、ヘルメット、トランシーバー、防塵スーツ等、20 品目以上の支援物資を常総市のボランティア拠点へ送らせていただきました。
また、勝又さんからのご依頼により、全国から活動に訪れる大勢のボランティアの方々を運営拠点から活動場所まで送迎するための車両 2 台を、1 か月の間支援しました。

つながり台風18号緊急災害支援 HP記事02 つながり台風18号緊急災害支援 HP記事03

ボランティアの方々は、毎日コツコツと地道な作業を繰り返します。

庭はもちろんのこと、家の中や床下にたまった泥を掻き出す作業。道路の側溝にたまった泥を掻き出し、水が流れるようにする作業。
お年寄りの方々が一人で畳をはがし、泥を掻き出そうと、困っていらっしゃることも多くあります。
そういった場所へもボランティアの方々が出向き、手際よく片づけをしていきます。
防塵スーツを着用し、ゴーグルを着け、床の中に潜って泥を掻き出す作業をするボランティア。
作業が終わった後、家の持ち主の方々は涙を浮かべて喜ばれるそうです。

つながり台風18号緊急災害支援 HP記事04 つながり台風18号緊急災害支援 HP記事05 つながり台風18号緊急災害支援 HP記事6

つながり台風18号緊急災害支援 HP記事07 つながり台風18号緊急災害支援 HP記事08 つながり台風18号緊急災害支援 HP記事09

<2015 年 11 月 3 日までの活動>
【活動日数】 54 日
【ボランティア延べ人数】 1,876 人
【総現場数】 133 か所
【対応中】 23 か所
【終了現場数】 110 か所

ボランティアの方々は、全国から。
小学生からお年寄り、学生、障害者の方、Facebook の投稿を見て駆け付けた方と、様々な年代の方がその時自分に出来ることを行いました。突然の参加も OK。
中には、東日本大震災の被災者で、仮設住宅に住んでいらっしゃる方もいらしたそうです。

ボランティアの受け入れも容易なことではありませんが、どんな方も受け入れ、ともに被災者の方々のためにと活動をされる「つながり」の懐の広さと、ボランティア精神には本当に頭が下がります。
被災地はまだまだ復旧の途中です。一日も早く、被災地が復興し、辛い思いをされていらっしゃる方々が普段通りの生活を取り戻せることを心より願っております。

「神奈川県立こども医療センター オレンジクラブ」への寄付

20151120_1
神奈川県戸塚市にある、神奈川県立こども医療センター。昭和45年に設置された小児専門病院です。

県立こども医療センターは、小児病院、肢体不自由児施設および重症心身障害児施設の3つからなり、病気や障害のある小児医療と福祉を一体化して提供する総合医療・福祉機関となっています。

この医療センター内には、ボランティアグループ「オレンジクラブ」があり、300人以上の方々がボランティアとして登録され、個人と団体による27のグループが様々な活動を行っています。
ボランティアのみなさんは、通院や入院を余儀なくされる子供たちとその家族に、「専門職ではない普通の人」として、安心や楽しさを感じてもらい、さりげない配慮で緊張を和らげる働きをしています。

今回は、エフエム戸塚パーソナリティの相浦やよいさんが、普段病院内で生活している子供たちに、ラジオ放送でつかうような「ヘッドホン」「マイク」「オンエアライト」のアップリケをオレンジクラブに寄付し、それを使って院内で子供たちに楽しんでもらおうという企画をされ、戸沢財団からは、その材料費を支援しました。

20151120_4   20151120_2   20151120_3

エフエム戸塚では、毎週一回放送している「ラジオの絆」内のコーナ―『ラジオからこんにちは』で、こども医療センターから届けられるメッセージカードをパーソナリティの相浦さんが読み上げ、院内の子ども達と地域を繋いでいます。

子ども達は、このアップリケを使い、同じ病院内から送られたメッセージ・歌のリクエストの他、医師からのメッセージを聞きながら、DJごっこをすることもできるようになりました。

アップリケは、オレンジクラブの管理の元、衛生的に保管していただくことになっています。

なかなか外に出る機会がない子ども達ですが、普段とは違い体験をしてもらい、希望をもって治療に臨んでもらう機会となれば、とても嬉しく思います。

「心魂プロジェクト台湾公演」への支援

「難病の子どもたちの元へ、生のパフォーマンスを届けたい」というプロのアーティストたちの想いから、2015 年 1 月より活動を開始している『心魂プロジェクト』。
平成 27 年 9 月には特定非営利法人となり、ますます活動の幅を広げていらっしゃいます。

心魂プロジェクトでは、自らが主催する一般公演やワークショップを定期的に行っていますが、それらの収入の半分以上を活動資金とし、病院・施設・被災地などの子ども達の元へ出来る限り無償でデリバリーパフォーマン スを行っています。

今回は、日本を飛び出し、台湾での公演を行いました。訪問先は、台湾国内の病院施設・日本人学校など。この活動を将来にわたって続けていくために、より多くの方に子供の実状を知っていただくことも心魂プロジェクトの重要な仕事の一つとなっています。

メンバーは、基本的に無償で活動に参加しているため、それぞれの仕事を抱えながら予定を合わせ、今回の公演に臨みました。

まずは病院での公演。
パフォーマンスが行える場所は病院によって様々でしたが、さすがプロフェッショナルなメンバーの皆さん!どんな状況の変化にも柔軟に対応され、会場のみなさんの笑顔のためにとベストをつくされました。
それはもちろん、見に来てくれた入院中の子供達、そしていつも子供達のためにと心を尽くしていらっしゃる親御さん、看護師さんにも伝わります。
ノリノリで一緒に楽しむ看護師さん、ハイタッチや投げキッスをする子供達。
言葉は通じなくても、心の込もったパフォーマンスは人の心を豊かに動かすことが出来る。それがはっきりと示された、とても素敵であたたかな時間となりました。

taiwan02 taiwan03

心魂プロジェクトでは、「デリバリーオブデリバリー」という考えを大切にしていらっしゃいます。
病院でも学校でも、「舞台と客席という隔たりのない公演を行う」、ということです。
台湾の公演でも、それが存分に発揮されていたのではないでしょうか。

「『心魂』という名前の我々ですから、私たちが最も重要にしているのは心です。」そうおっしゃるパフォーマーのリーダー 寺田さん。
「次はいつ会えるの?」と何度もたずねる生徒。「You raise me up」と声をかけてくれたおばあちゃん。
心魂メンバーの「心」は、間違いなく今回出会われた台湾の皆さんに届いたことと思います。

戸沢財団では、心魂プロジェクトの皆さんの素晴らしい活動を、今後も応援していきたいと思っています。

「心魂プロジェクト」公演の見学

劇団四季や宝塚でメインキャストとして活躍したミュージカル俳優たちを中心に、「なかなか舞台を見に行くこ とが出来ない難病の子ども達やその家族へ、本物のパフォーマンスを届けたい」という想いをもって活動をして いる「心魂プロジェクト」。

プロジェクトを立ち上げて以来、定期的に行うライブや舞台の公演で得た資金を使い、病院や施設へできる限り 無償で訪問してきました。これまでに、関東近郊では 10 か所以上、愛知や大阪、新潟、台湾の病院や施設を訪 れ、オリジナルミュージカルの上演や「飛び出す絵本」、歌のライブなどを届けてきました。 一般公演で得られる売り上げの半分以上は、病院や施設を訪れるための活動費に使われているそうです。

そして今回、2015 年 9 月 26 日、心魂プロジェクトの代表寺田真実さん、副代表の有永美奈子さんのご厚意によ り「心魂プラネタリウムミュージカル」の横浜ラポール公演にご招待いただきました。 この日の公演には、戸沢財団の原理事長と福田理事がお邪魔させていただき、メンバーの方の素晴らしい歌声に 感動してまいりました。

hartsoul01.jpg02

公演の中では、車いすにのった子供たちが親御さんやご兄弟と席を並べ、途中、心魂のメンバーの掛け声ととも に車いすで前後に動いたり、一緒にお絵かきをしたりと普段では体験できない楽しい時間を過ごしました。 子供達の目はキラキラと、表情豊かにパフォーマンスを見る姿が見られました。 また、家族で舞台を見に訪れることがなかなか難しい中、一緒に訪れていたご兄弟の方たちもとても嬉しそうな 笑顔を見せていました。

日本全国の病院を回り、少しでも多くの子供達に生のパフォーマンスを見てもらおうと活動をされていらっしゃ る心魂プロジェクトですが、日本だけでなく、台湾でも公演をされるなど、活動の場所を広げていらっしゃいま す。

この心魂プロジェクトの活動により、病院内で日々懸命に治療に励んでいる子供たち、ご家族、また病院の職員 の皆さんに多くの笑顔が溢れるよう、戸沢財団も応援したいと思います。

[THE TOZAWAMASAMI FOUNDATION]児童養護施設の子どもたちの未来の扉を開けるために、八ヶ岳自然教室開催中。