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『ファシリティドッグ・ベイリーの後任犬アニーの準備と導入』への支援

2010年に日本初のファシリティドッグとして、活動をしてきたベイリー。高齢化による衰えが見られることから、10歳の誕生日を目安に引退を計画することになりました。

日本では、まだまだあまり広くは知られていない『ファシリティドッグ』ですが、ベイリーが活動している神奈川県立こども医療センターでは、今やファシリティドッグは欠かせない存在になっており、ベイリーの後任犬が必要となりました。

そこで、戸沢財団は、後任犬アニーの準備と導入にかかる費用を支援いたしました。

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ファシリティドッグとは、医療スタッフとして病院に常勤する犬のこと。
治療に積極的に介入するという点が大きな特徴となります。

病院は、無機質で緊張感に満ちていて、子どもはもちろん、大人でも力の入る場所。
犬にとっても緊張する場所です。
そのため、こうした場所でも一切緊張せず、いつでも普段通り穏やかでいられる気質を持つ犬だけがファシリティドッグになることができます。

ファシリティドッグとして認められるまでには専門的なトレーニングを受け、実際の活動では、医療従事者かつ専門的な訓練を受けたハンドラー(人間)と共に行動することとなります。

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神奈川県立こども医療センターでは、検査や採血を怖がる子どもに付き添ったり、場合によっては集中治療室や手術室にも入り、寄り添うことで安心感を与えます。

子どもの不安な気持ちや恐怖感を一瞬にして感じ取り、人間にはない不思議なパワーで子どもたちの心を包み込み、驚くほど子どもたちの表情は和らぐのです。

『ベイリーが一緒に行ってくれるから手術も大丈夫。』
『ベイリーが一緒なら痛い検査も頑張る!』
現在、活動するベイリーは子どもたちにとってかけがえのない存在となっています。

後任犬であるアニーも優れた気質を持っており、専門的なトレーニングを受け、無事に就任式を終えました。
今後は、ベイリー同様、入院する子どもたちとそのご家族の心を癒してくれることと思います。

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戸沢財団が今回の費用を支援したことにより、
より一層、ファシリティドッグの存在が広く知られること、そして何よりも、治療に励むたくさんの子どもたちが明るく前向きに頑張ろうという気持ちになってくれたら・・・と、心より願っています。