月別アーカイブ: 2017年3月

football01

「1st ASEAN Deaf Football Championship出場」への支援

ヤンゴンにある聾学校「Mary Chapman」。
その生徒たちが2016年12月4日から10日までクアラルンプールで行われるアセアン初のデフサッカー(ろう者サッカー)大会『1st ASEAN Deaf Football Championship』に、ミャンマー代表として出場することとなりました。
「Mary Chapman」とアカデミーパートナー契約を結び、サッカーに関する指導などのサポートを行っているアルビレックス新潟ミャンマーより、この大会への支援のお話をいただきました。

アルビレックス新潟ミャンマーは、ヤンゴンでサッカースクールを開催しています。そして、「Mary Chapman」の他、児童養護施設などミャンマー各地でサッカークリニックも行っています。
ミャンマーでサッカーは人気ナンバーワンのスポーツです!
【アルビレックス新潟ミャンマーサッカースクール オフィシャルサイト】
http://www.albirex.com.sg/myanmar/

ミャンマーではまだ障碍者への理解が乏しく、「Mary Chapman」の子供達は危険も伴うため、気軽に学校の敷地から外に出るのも一苦労な現状です。
そのような環境の中、今回の大会は「Mary Chapman」1920年創立以来初めて、在学生が海外へ行く歴史的イベントとなります。アセアン各国の聴覚障害者が集う大会に参加しサッカーを通じて子供達に様々な世界を見せてあげたい、同じように障害を持ちながサッカーに取り組む人たちと触れ合い学んでほしいという思いから当財団からも支援をすることとなりました。

大会1日目。
卒業生含め在学生で海外へ行った事例がなく、ナショナルIDの取得、パスポート取得、航空券取得など全て初めての試みで、出発までには多くの難関があったそうです。
また出発の空港でも手続きに時間がかかり、空港カウンターにチェックインし搭乗ゲートまで2時間もかかりましたが、無事すべての難関を乗り越え、約3時間のフライトで大会の行われるマレーシアのクアラプンプールへ到着しました。

football02
これから一週間滞在することとなるホステルへチェックイン。
今大会のスタッフはほとんどがボランティア、それもデフの方々でした。
football03
ホステルでは18時30分から記者会見が行われ、集まったマレーシアのたくさんのメディアの前で各国の監督が意気込みを話します。
football04

大会2日目。
この日はミャンマーチームの試合がなかったため、ホステルの敷地内でトレーニングと戦術確認をおこないました。
football05

大会3日目。
ついに迎えた決戦の日。
国際大会初陣。チーム全員で円陣を組み、全力で戦おう!と気合を入れ試合に臨みます。
football06

FIFAのフェアプレーフラッグのもと入場し、ミャンマー代表VSベトナム代表の試合がキックオフ。
football07
なんと開始2分、ミャンマーチームのシュートが決まり先制点!
いきなりの先制点にピッチの選手もベンチの選手も大興奮でした。
その得点が相手チームの闘志に火をつけることとなり、その後失点を重ね、前半30分に1点取り返しましたが、残念ながら敗戦となってしまいました。

大会4日目。
この日の相手は強豪マレーシア代表です。
選手たちは昨日の敗戦を引きずることなく、闘志あふれるプレーで強豪マレーシア代表にむかい、闘いました。
football08

football09
攻め込まれる一方的な展開の中、決定的なチャンスもありましたが得点に結びつかず、敗戦となってしまいました。しかしながら、選手たちは90分間最後まであきらめることなく戦い抜きました。
今回の大会は、アセアン各国代表のデフサッカーチームが出場ということで、年齢別のくくりがありません。ミャンマーには大人チームのデフサッカーチームがないため、生徒たちが代表として素晴らしい頑張りを見せてくれたと思います。

大会5日目。
予選敗退した翌日はリラックスのためマレーシアに来て初めてのオフとなりました。
この日は同じく予選敗退したカンボジア、ラオスチームと一緒にクアラルンプールの市内観光をしました。

football10

football11

大会6日目。
この日は大会最終日です。閉会式が行われるということで、ミャンマーチームはミャンマーの民族衣装ロンジーで参加しました。
他に民族衣装でそろえているチームはなく、他チームからも「すばらしい!」と大絶賛でした。
football12
今回参加した全チームにも表彰が行われました。また、ミャンマーチームには今回の主催国へ対して、プレゼントを渡す場もいただきました。
football13

大会7日目。
1週間滞在したマレーシアからミャンマーに帰国する日です。
マレーシアの空港で、ミャンマーにはないマクドナルドで昼食をとり、21時、無事Mary Chapmanへと帰りました。
football14

football15

帰国の翌日。
財団理事が大会の慰労会を開き、子供たちをご招待しました。
football16

理事と共にミャンマー視察に同行していた心魂プロジェクトさんから、子供たちへ歌と踊りのプレゼント!耳の聴こえない彼らもプロのパフォーマンスを楽しんでくれました。
football17

football18

大役を務めてくれたチームのキャプテンとの一枚。大会参加者にはエンブレムが贈られました。
football19

今回は2敗予選敗退と残念な結果となりましたが、Mary Chapmanの生徒たちにとって、この先の人生において大きな希望を持てる素晴らしい体験となったのではないでしょうか。
そのような体験の手助けをできましたこと、また、ミャンマー初の歴史的イベントに力添えできましたことを財団としても大変うれしく思います。

musical01

プラネタリウム・ミュージカル「あなたへの贈り物」@あいむ

2016年11月3日、山梨県立甲府支援学校「甲養館」で、プラネタリウム・ミュージカル「あなたへの贈り物」を主催しました。

人はみな、使命を持って生まれてくる。
一人ひとり目指すものは違うけれど、誰もが生きる価値のある大切な存在。
けれど私たちは、孤独のあまり、なかなか自分の価値に気が付かない。
でもね、君たちは一人じゃないよ。
すぐそばに、一緒に行きたいと願う人が必ずいるから。
そして、気がついて欲しい。
生命の素晴らしさに!
キミの素晴らしさに!

そのような想いをこめたプログラム、「あなたへの贈り物」。
このプログラムは、戸沢財団の想い、「子供たちのためにミュージカルを」という願いが、全国の難病の子供たちや被災地の子供たちへ生のパフォーマンスを届ける活動をしている『心魂プロジェクト』、出張プラネタリウムや「病院がプラネタリウム事業」を行い八ヶ岳で星空文化を発信している『星つむぎの村』とのコラボレーションにより作り上げられ、実現された作品となりました。

チラシ表面
「チラシ表面」

今回の公演のチラシ裏面のデザインは、「児童養護施設あいむ」の伽藍ちゃんが担当。
メッセージが伝わる素敵なチラシが出来上がりました。

チラシ裏面
「チラシ裏面」

いよいよ初公演の幕開けです!
どうしても乗り越えられないものを心に抱える女の子。
その子が地球に向かって飛んでくる一筋の光に導かれ、宇宙旅行へ。
そこで出会う様々な者たち、そして成長していく姿が描かれます。

musical04

musical05

演技、音楽、プラネタリウム、ジャンルを超えたプロのアーティスト達のパフォーマンスにより、物語は進んでいきます。

musical06

musical07

musical08

物語の後半では、あいむの子どもたち9人が主人公と一緒に舞台で歌を歌う場面も。
子供たちの元気な歌声と素敵な光景!

そして、物語が終わった後は星空のプラネタリウム。
大きな拍手とともに初公演の幕を閉じました。

翌日の山梨日日新聞には、公演の記事が掲載されました。

山梨日日新聞
「山梨日日新聞」

「キミは生きているだけで、価値のある大切な存在なんだ」
という戸沢財団の想いを、この日の公演を観に来てくださったお客様、子供たちにきっと伝えることができたはずです。
そして、今回の公演に携わってくださった方々皆のお力、あたたかい想いにより実現できましたこと、心より感謝いたします。

musical10

このプログラムは、これからも各地で開催される予定です。
公演を観に来てくださる皆様へ、素敵な贈り物ができることを楽しみにしています!