「未来の扉」とは、生命の期限を切られた戸沢暢美が、まだ見ぬ子供たちに向けて書いたメッセージです。
作詞家として生きた戸沢暢美は、生涯子供を持つことはありませんでした。
遺された印税収入を、子供たちのために使うことで、母親が子を産むように、自らの生命を未来につなげたいと願ったのです。
これらの言葉は、彼女の死後、残されたノートの中から発見されました。
この「言葉」が子供たちの手に渡るとき、自分の生命はこの世には存在しない、という絶望的な恐怖。 にもかかわらず、紡ぎだされる言葉からは、「生きる喜び」、「未来への希望」があふれています。
どうぞ、戸沢暢美の最後のメッセージを、お受け取りください。